森崎

四畳半神話大系の森崎のレビュー・感想・評価

四畳半神話大系(2010年製作のアニメ)
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たまらなく滑稽で苦々しくも愛おしいのだ、薔薇色のキャンパスライフを目論む「私」の「かもしれない」の堂々巡りが。

本放送は深夜のザッピングでたまに目にし、ケーブルテレビで再放送があることを知ったときは通しで、そして今回の『四畳半タイムマシンブルース』公開記念としての再放送は大分内容を忘れていたので再び通しで楽しく観た次第。

なんだかんだアニメで触れる森見作品は好きらしい。
「私」がやたらと文章量の多い台詞で早口気味に語り内省する様子や明石さんの小説のような語りながらもこざっぱりとした言葉の表現など、耳ざわりがいいからなのだろう。浅沼晋太郎や坂本真綾含め登場人物全員の演技と声がこの作品にしっくりくる。


「あなたには才能もおありのようだし」と言われればそりゃヘラヘラします。私の目の前に好機はぶら下がっているのだろうか、そもそも黒い糸で結ばれているような存在がいるわけでも仙人のような者を視界の隅に見たわけでも酔っ払って顔を舐められるような知り合いも無いままに四畳半に閉じ籠もっているのではないか、そもそも私の部屋は四畳半ではないけれど自意識をボロボロ崩すためカステラでも焼いてみようか、等と最近酒量が増えたために繋ぎ用に買った安いウイスキーを飲みながら悶々と考えてみたり意識を飛ばしてみたり台詞を思い返してみたり。「責任者は何処か」、なんて怠惰で魅力的な響き。等々。
こうやってゆるゆるぐるぐると観ているところに良いこと言ってきちんと締めを持ってくるんだもの、やりますな師匠。


とまあ三度目の視聴も同じ様な楽しみ方で観ていた気がするのは自身の変化が無いようでなんとも言えないのだけれどまあいいや。とりあえずこれだけ。
嗚呼猫ラーメン、是非食べてみたい。

森崎さんの鑑賞したアニメ

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