このレビューはネタバレを含みます
荒川エイアは友人からの相談で、友人の元恋人・太田ユウガと些細な興味本位で会うことに。目的は元彼が友人を振って男性と付き合ったということでガツンと言ってあげるというものだった。その中で、隣りの席に座っていた男女の関係性を当てるという気軽なゲームをすることに。そのゲームで関係性を的中させた荒川エイアの洞察力に見込んで、太田ユウガは勝負に勝つことで他人を奴隷にできる道具「SCM」の存在を伝える。そして勝負への協力を持ちかけ、太田ユウガの「保険」としてゲームに参加することになる・・。
物語が終盤になるにつれて面白くなってく作品だった。終盤の簡単に形勢逆転が起こり、奴隷の主人が変わっていく様子は、広告によくあるスマホゲームのようで面白かった。そして、一番報われてほしかったリュウオウとジュリアの関係も良好で、報われてほしい人が報われてホッと胸をなでおろした。最後は奴隷解放宣言を荒川エイアがして一件落着のように思えたけれど、肝心のSCMの回収をしていないせいで、また繰り返されるのではないか?という思いが杞憂かもしれないが残ってしまった。