特別に人を想えない侑とそんなを侑を特別に想う燈子を軸に描いた百合作品
百合とはいえ、好きという気持ちをこんなに真剣に繊細に描いてる作品は少ないから敬遠するのは勿体ない
恋も人もそれぞれで、その恋する心情描写がしっかり丁寧に描かれているからどきどきするし、惹き込まれてしまった
「どうかそのままでいてね
私を好きにならないで
侑のことを好きでいたいの」
この言葉が制約のように侑を縛る
自分のことが嫌いな燈子にとっては
自分を好きになる人のことは好きになれない
それはエゴで我儘であることは間違いないけど、
燈子に好きでいて欲しいから
それを受け入れる侑が健気で可愛くて、
それが余計にむずむずさせる
演じて生きる人生から生き方を見つめ直す燈子
特別な人がいたかった燈子を特別に想っていく侑
このどちらの立場から見ても、
『やがて君になる』のタイトルが重なる
茅野芽衣さんがこんなに繊細な女の子を
演じている作品は珍しい、完全にご褒美
綺麗なOP.可愛くてポップなEDどっちも好き
ただ中毒性が高過ぎるEDの方がお気に入り
まだ続きがある感じで終わってるので2期を期待
OP : 安月名莉子『君にふれて』
ED : 侑と燈子『hectopascal』