ガンダムSEEDの外伝。個人的には嫌いじゃ無いわ。むしろSEED本編の嫌いな所を修復しているようで好感が持てる。
時代設定としてはデスティニーでのユニウスセブン落下の辺り。ザフトによるテロが地球に広がり、連合の軍隊による討伐作戦が強行されている。
DSSDなる中立の研究組織があり、太陽圏外への探索を目的としたガンダム・スターゲイザーを開発。開発者の1人セレーネは、同僚のエドの決死の協力で戦闘を避け宙へ。
連合の特殊部隊ファントムペインのスウェンはストライクノワールでDSSD撃破の命令を受ける。
DSSDは壊滅するがセレーネとソルはスターゲイザーで対抗。
宇宙の果てに飛ばされたセレーネとスウェンだが、スターゲイザーの能力で帰還を果たす。
何と言ってもメカデザインが秀逸!
スターゲイザーは洗練された美しさだけで無く、背中に背負った円盤には玩具的なギミックもあり非常に完成度が高い。願わくば背中の円盤のギミックをもっと活かした演出が欲しかった。
実はSEEDは、アストレイなど外伝系に素晴らしいデザインのメカが多いんだよね。他作品なら主役を張れるデザインが日の目を見ることが少なく消耗されているのが悲しい。
他にもストライクやデュエル・バスターのバリエーション機が良い感じにアレンジされている。もう大河原のデザインは頭打ちだと思っているので、この辺の若手デザイナーのMSの方がよっぽど魅力的だ。
キャラクターデザインも素晴らしい。平井キャラがキモチワルイので、今作のような人物の描き分けが出来ているのが当たり前に良い。エドをはじめ、オッサンとかが活きたキャラクターとして描かれているのが魅力的だ。
ストーリーもちゃんとSEEDの世界感を踏襲しながらも、大人の鑑賞に堪えれる描写が出来てる。ちょっと高橋良輔っぽさもあるもんな。でも子供受けするSEEDの方が人気なんだよな…
ファントムペインではステラルーシュやアズラエルなどが見切れてるのも楽しい。