このレビューはネタバレを含みます
CG黎明期のアニメOVA。
CGと手描きの融合はだいぶ違和感があるが、その違和感こそが逆に現在のCGアニメにはない新鮮な魅力を生み出している。
作画や演出も良い。特に3話(鶴巻和哉コンテ回)は、仲間と行き場を失った速水の心機を的確に表現している。この回は本田雄作監でもあり、ミューティオが特にかわいい。
4話の速水とベルグの殴り合いのところもすごかった。井上俊之のパートだと思うが、本当に優れたアニメーションはこちらの感情をここまで揺さぶってくるのか…と改めて。
リアリスティックな音響も面白かった。一部台詞が聞き取れないシーンがある。(意図的っぽい)