ぼっちザうぉっちゃー

たまゆらのぼっちザうぉっちゃーのレビュー・感想・評価

たまゆら(2010年製作のアニメ)
3.9
ただただ瀬戸内の、海、山、瓦屋根の町並みがもうひたすら郷愁、望郷の念を抱かせて仕方がない。
セーラー服が並んで座って回し飲みしてるところなんかもエモいいし、というかカメラのファインダー覗くセーラー服JKてもうそれだけでエモやん、歩くエモやん、エモの権化やん。。。

井口裕香のマシンガントークは不思議と煩わしくなくずっと聞いていたい気分になるなぁ。阿澄佳奈とのタッグがなんだかすごく贅沢に感じられてめちゃ浸っていたいと思った。
主人公「ぽって」の竹達彩奈もツンデレイメージ先行しがちだけど、こういう少し控え目で挙動が可愛らしいキャラもめちゃ好きなんよ。

今は亡き父の故郷で、父の写真と弟の絵を頼りに思い出の景色を探す旅。もう見ることも、話すことも、触れることもできないけれど、同じ場所で同じ風景を見て、「ちょっとだけ会えた気がする」。そんなささやかであったかい記憶はきっと、大事な宝物になるだろう。

OPの「やさしさに包まれたなら」とEDがとにかく優しくて沁みるぅ。
これ高校卒業までやられるなんて、泣く自信しかねぇぞ。