ずっと気になっていた作品。
Netflixで視聴。
一言で言うと、「歌」と「歌唱シーンのアニメーション」が
本当に素晴らしい作品。
序盤のキャロルとチューズデーの「The Lonliest Girl」で引き込まれ、
その後はストーリーにいまいち引き込まれず、
正直惰性で観ている部分もあったけど、
アンジェラの「Move Moutains」と
「Light a Fire」で心を奪われました。
歌い手のAlisaの高らかに響いて
美しくかすれるハスキーな歌声が本当に最高で、
そしてそのアンジェラの歌唱シーンのアニメーションが
歌声の美しさと完璧にマッチしていた。
歌が美しいアニメは色んな作品があるけど、
歌唱シーンで「歌っている姿」のアニメーション
そのものも美しいと感動する作品は初めて観た。
(「竜とそばかすの姫」は映像も歌も素晴らしかったけど、
歌唱シーンそのものが歌の美しさと響き合っているとは
思えなかった。。)
ストーリーは正直そこまで引き込まれる訳ではないけど、
沁みるセリフはいくつかあって、
「届けたい人を想って歌う。その人に届かなくてもいい。
その想いが本物なら、きっと多くの人が共感してくれる。
(こんな感じの台詞だった気が。。)」
というデズモンドの言葉で、
「あー、本当にそうだよね。
そうやって共感出来る歌にたくさん支えてもらってきたな。。」
と改めて気づかされ、歌手(とその歌の作成に関わった人々)に
ありがたいな。。という気持ちになりました。
個人的には「音楽」とその「音楽」を表現するための
アニメーションが素晴らしい作品で、
ストーリーがあまりハマらなかったけど、
観て良かったなと思う作品でした。
監督の他の作品も見てみたいです。