ジークの思惑を上回る究極的な解決方法を実行したエレン。無垢の巨人はおろかエルディア人をも操り過去や未来を見通し、壁となっていた超大型巨人を従えた彼は、この世から人類を一匹残らず駆逐する――。
エレンの計画や父の過去などから始祖ユミルまで、さまざまなことの全貌が明らかになるシーズン5。
港の攻防戦とか大陸初上陸の回想とか、ちょっと遠回り感が否めないテンポですが、元帥&教官の最期という見せ場だったり難民差別の現実というテーマだったり、随所での見ごたえは十分。
なにより「新しい特撮(巨大生物モノ)」として観始めた身としては、海から現れた巨人が艦砲射撃をものともせず遂に上陸!……って画を『進撃』で観ることができただけでも満腹。
……ていうか、過去・未来を知ることができるパワーに加えて、あまりにも強大すぎる敵の出現に全世界が一致団結って展開、Dr.マンハッタン×オジマンディアスすぎない?
(しかも過去には干渉もできるし、目指す最終目標は人類滅亡だし、これは『ウォッチメン』よりタチのわるい世界の終わりかも)