レイス家ー壁外
part1 レイス家
前半の憲兵レイス編はごちゃごちゃして理解するのが難しい。特に人が人を遣いそしてその人が人を遣うの連鎖であり誰が誰の命により行動しているのかがわからなくなる。
前半のレイス編が終わった後の一時の日常シーンが堪らなく好きだ。ワンピースなどでもそうだが緊張と緩和は非常に良い。作中唯一と言っていいくらいの緩和。
その緩和に含まれる『傍観者』グリシャとキースの物語だ。キースは作中相当好きなキャラ。こういうおじさんは涙を誘われる。edの暁の鎮魂歌が流れながらキースがエレンの立体機動装置を故意的に破壊したがエレンがそれを乗り越えるシーンは鳥肌もの。キースはただエレンの行く末を傍観するのみだ。
そして『奪還作戦の夜』最後の緩和と言ってもいい。こっからしばらくずっとキツイ。エレンアルミンの夢の話をリヴァイが聞いてるのは大事なポイント。この話のed暁の鎮魂歌中にバグのような演出でpart2の重要シーンのちょい見せ。リアタイで見た時は本当に怖かった。そして最高の演出。
part2 シガンシナ区奪還作戦
紛うことなき歴代最高のクールである。エルヴィン、リヴァイという男達、そして壁外の真実。進撃の巨人一部のクライマックスである。『完全試合』以降の話は特にどれも一級品だ。
『完全試合』伝説のエルヴィン最期の演説である。何度聴いても痺れる。恐らく一番好きな話だ。我々はなぜ産まれたのか、分からないなら未来の生者に託すしかない。
『勇者』調査兵団が巨人に勝つ話。エルヴィンとフロック以外の新兵の屍を越えてジークの元に辿り着いたリヴァイ。視聴者がリヴァイの強さを本当に知る。エレンとアルミンがベルトルトを主にミカサとハンジがライナーを獲る。
『白夜』ピークの活躍によりジークとライナーは奪還。ベルトルトは捕らえアルミンに食わそうとする。そこにまだ息のあるエルヴィンを担いだフロックが。アルミンとエルヴィンどちらを生き返らせるかリヴァイが決める。『奪還作戦の夜』そしてエルヴィンの未だに過去の子供に囚われてる挙手。過去を見ているエルヴィン、未来を見ているアルミン。そしてエルヴィンという悪魔にならざるおえなかったを眠らせるという私情に流されアルミンに注射を打つ。朝から始まった奪還作戦は成功したにも関わらず夜(休息)は来ず、また熾烈な選択を強いられる朝が来たことを『白夜』と表してるのだろう。どう考えてもアルミンに打たれるはずだがエルヴィンに打つかもしれないと思わせるこれまでの進撃の巨人である。
『地下室』ついにである。アルミンが目を覚まし、エレンミカサリヴァイハンジはついに地下室へ。そこにあったのはグリシャが残した壁外の存在について。鳥肌がたった。二部へ片足を突っ込んだ話だ。
『あの日』この日から始まった。イェーガーの物語は。
『進撃の巨人』タイトル伏線回収。ちゃんと進撃の巨人の特殊能力も示唆している。
『壁の向こう側』始祖の巨人を保有しているエレンと王家の血筋ヒストリアレイスが触れたことにより、始祖の巨人の力と進撃の巨人の力が少し開かれる。そこでエレンはグリシャの記憶を見る。そしてグリシャが見たエレンの未来の記憶も見ることになる。壁外の巨人を掃討し調査兵団は遂に壁の向こう側へ。壁の向こうにあるのは自由だと思っていたがそこにあるのは新たな強大な敵。
第一部完
part2はopedも最高。特にedはズルく涙を誘われる。
誰がなんと言おうと最高のクールであることは疑いようがない。