このレビューはネタバレを含みます
1話から全て見直したので...進撃の巨人に対してのこのクソデカな感情に手をかけます。
Filmarksは映像の記録媒体なので、アニメの好きな回を幾つか。
まず16話のジャンが調査兵団になるとこ公言するシーン。エレンみたいにバカ真面目にまっすぐ正義を語れるやつを斜に構えて小馬鹿にするタイプ、いくら罵っても屈せず正義を語るエレンにあてられたジャンがいたから104期がみんな調査兵団になったんだな...というクソ格好いいしーん。
38話ラストのケニー。個人的にめちゃめちゃケニー好きで、ここの戦いは電子で絵コンテまで買った好きすぎるワット意味わからんアニメだからこそすぎる。ケニーの「みんな何かに酔っ払ってないとやってられなかった〜」の死に際が妙に響いてしまっていて、日記にも書いた覚えある。個人的にはエレンの次に自由の奴隷だった人。
55話白夜。これずるいだろ、、、、アルミンの声優の人がアルミンはここが1番希望で生き返ってしまった時がいちばんの絶望だったって言ってて声優ほんとすごいなって1番の理解者だって嫉妬してしまった。アルミンはすごく聡明だから自己を防衛をすることがあるけど、それを理解して悔やんだ上でそうするのだからやはり作中1番強いのはアルミンだと思う、。 あと個人的にフロックは全ての行動に納得できるのでこの環境に置かれたら私もエルヴィンを連れてきてミカサを罵ると思う、。
84話終末の夜。ここ作中1番えぐられる、、ガビ許さんって毎週言ってたけど壁内人類ムーブすぎる私の天地がひっくり返った回。この頃はもうすでに本誌も毎月買っててずっと話は進んでたのにアニメでようやく理解した、愚か。
そしてラスト。アニオリのアルミンとエレンの会話、諫山創はあんたはすごいや。
中学の時クラスに漫画を持ってきた男子がいて爆発的にも流行った進撃の巨人。初めはベルトルトが好きだったけど巨人ってわかった瞬間すぐアルミンに鞍替えして、海を見たあたりで一旦封印。制作会社が変わったあたりでお金と時間の余裕が産まれたのでMAPPA展をはじめとしたいろんな展示を観に行って進撃の巨人に対するクソデカな感情を育て過ぎてしまった。
正義には理由があって悪には事情がある、勝った方が正義。世界情勢と相まってただの物語には思えなくて...お前ならどうするって諫山創からずっと問いかけられているようであまりにヘビーな作品だった。
進撃の巨人は評価するというより、パラレルワールドとして彼らが私の中で存在していてそれを傍観している無力さ、これが本当に起こっている戦争に対するリアルな私過ぎてあまりにも風刺すぎた、。
他国との今の関係に憎悪や歴史を持ち出すのはやめよう、と心から思えるきっかけになった作品で、私自身の価値観の根底になった大切な作品。
私はやっぱり諫山創の濃度が高い漫画が好きだ。
だけどアニメは、アニメーターがかっこいいと思っている場面や人物、アーティストの歌詞越しに見える物語。キャラクター1人と10年歩んだ声優越しに見えるキャラの解像度。進撃は特に解像度を引き上げてくれる素晴らしい総合芸術だった、、、。裏側の周辺書籍ばっかり集めてたけど声優側のインタビューもめちゃ良かった。
ジャンのように格好よくアルミンのようにずっと模索し続ける人間になろ、、、というクソデカ感情をもう一旦供養させてくれ、これを節目に進撃から一旦離れたい、最高な日でしたありがと。
2024.1.27 進撃の巨人attack fes
明日の朗読劇の方も行きたかった😭😭