まさにエポック・メイキング。
憎しみあうことと許しあうことを繰り返して人類は進み続ける。『進撃の巨人』とは、人類史そのもの。
ユミルもエレンもミカサも、愛ゆえに苦しみ愛ゆえに自由になったのだと思います。
愚かなことを繰り返す世界である以上、ハッピーエンドかどうかは分からないけれど、トゥルーエンドであるとは言えるかもしれません。
歴代巨人の助太刀展開は熱かったですし、エレンの真意が判明する思弁的な対話シーンは涙なみだ。
ただ、暗躍するオカピ巨人(⁉︎)とか大事なところでカッコ悪いエレンとか、絶妙な温度感のノリも健在。
定点観測タイムラプス未来史はド定番な演出でしたが、ところで文明崩壊後の登場人物が“少年と犬”って、……やっぱ分かってるね〜〜〜!!!
小さい頃から慣れ親しんできたこの作品が終わってしまった世界で、これから生きてゆかなくてはならないんですね……。
いつもエレン、ミカサ、アルミン、調査兵団のみんなと共にいる気持ちで生きてゆきたいものです。