全11話
●□琵琶法師の父親を平家の武士に殺されたあと、少女びわは平家の屋敷で平重盛に出会い住む事を許された所より始まる。重盛は亡き者の現世(うつしよ)の姿を見、びわは人が命を失う先を右目の眼(まなこ)で見ることができるが、運命(ざだめ)は変えられない…
「奢り高ぶって滅んでいく俺たち一族の末を、か…」異種族で殺し合い、同族で殺し合い、肉親で殺し合い…世の中便利になり豊かになろうとも人の物を欲しがり盃から溢れようとも求める人の卑しい心は際限を知らない、この種が滅ぶまで続くのだろう…
「人が耐えられる苦しみに、自分が耐えられるとは限りません」
人を殺す前に恩義や忠義は憚らない…最後まで守り通した「宝」は平家を助けてはくれない。一部の界隈で良いと評判でした。歴史に差ほど興味もなく知識の乏しい私でも楽しめました、今の情勢を省みると何もこの時代と変わっていないのだなぁと深く思う。
いくつもの新しい衣の袖を通そうとも変わらない、ただ人を殺すことに対しては効率的になっていく…でも、わが子に尽くす父の懐の深さと母のその身に変えてでも守ろうとする人の愛の力を信じたい。
20220221