このレビューはネタバレを含みます
日本の美学を感じる作品だった。
死を椿で表現するところ
くすんだ穏やかな色使いが
日本特有の"曖昧さ"を含んだ表現に思え
美しく感じました。
永遠などはなく、どんなに栄えても
いつかは滅びる。
悟りの美学だと思っていたけど
時代を繋いでいこうと祈り
必死に健闘した人たちがいたであろうこと。
ただの諦めた悟りの話ではないと
物語への見方が変わりました。
上手く考えが纏まらないけど
『光るとき』が感じたことの全てを
歌っているなと思います。
美しくて切なくて
"全てを生きてやる"と思える作品でした。