犬王観て、平家物語も観たいと思っていたらCSで放送してくれた。やったー!
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…というフレーズだけは何故かやたら覚えている学校で習った平家物語。数十年後、この作品を観て、そのフレーズの意味を実感している。栄華と凋落の歴史が謳い継がれてこうして形に残されているのスゴイなと思う。
アニメとして表現されることで、教科書では文字でしかなかった人物が立体化される面白さを感じた。(当然、想像や誇張はあると思うけど。アニメなので余計に。)
一人ひとり思いが違って、考えたり悩んだりしている。それは現在と変わらない普遍的な悩みだったりもする。数百年昔の、身分も全く違うキャラクターたちだけど、身近に愛おしく感じられた。
映像的にも、アニメでしかできない表現が素晴らしく、詩的でファンタジックなしっとり感に感じ入ったかと思えば、臨場感ある合戦シーンも手に汗握った。敦盛の最期も美しかった。
せっかく平家の歴史に興味を持ったので、次は大河の平家物語見てみたいな。CSでやってほしいなー。