複数のアニメスタジオが各話を担当するアンソロジーのシーズン2。日本のスタジオに限定されていた1期に対して、今期はヨーロッパ、アジア、アフリカと世界からの参戦。
テイストやクオリティが十人十色なのは1期同様なれど、民衆=ジェダイ=自由=白 / 帝国=シス=支配=黒、という共通認識フォーマットの中で、もう何でも作れちゃうんだなーと思ったり。要するに、ワールドクラスのコミケだよね。
多くのエピソードが、短編の1話完結ということもあって「脱出」や「旅立ち」に収束する。
地理や文化的背景が隔たっていても、スターウォーズの向こうに広がる星々の海、「ここではないどこか」を夢見る思いは共有できる。大袈裟かもしれないけれど、それは共感や団結の可能性を確かに感じさせてくれる体験だ。
わたしの各話好みはこんな感じだった。
推しは、『ウルフウォーカー』のスタジオによる幻想的な絵本の世界とダークな啓示が結びついた②と、フェルト等を使ったストップモーションアニメが断然キャワな⑨。
①シス ★★★★
スパイダーバースを思わせる水彩世界
El Guiri Studios(スペイン)
②スクリーチャーズ・リーチ ★★★★☆
幻想的な大人の絵本
Cartoon Saloon(アイルランド)
③星の中で ★★★★
クレイアニメ(風?)
Punkrobot Studio(チリ)
④だってママだもの ★★★☆
クレイアニメ(風?)
Aardman Animations(イギリス)
⑤ダークヘッドへの旅 ★★★
日本のファンタジー / ロボットアニメを想起
Studio Mir(韓国)
⑥スパイダンサー ★★★★
手書きの質感を残した線が独特
Studio La Cachette(フランス)
⑦ゴラクの盗賊 ★★☆
ひと昔前のゲーム風、ちょっと不気味
88 Pictures(インド)
⑧穴 ★★☆
昔の劇画調OVAにありそう
D'ART Shtajio(日本)
⑨アーウの歌 ★★★★☆
フェルトアニメ(風?)
Triggerfish(南アフリカ)