アニメ初回から大ファンになって3周(2025年8月4周目、12月5周目)し、アニメ後の物語を「なろう」で漁って完結まで読んだ大好きなアニメ。
小説もとてもおもしろい。
個人的には「なろう」発でも指折りの傑作小説と思っている。
交通事故で死んだ男が剣として転生し、ヒロインの黒猫族の猫耳少女・フランと出会う。
奴隷として生きるしかなかったフランが、剣に出会って夢や希望を持って生きる姿がドラマチックに描かれた。
後に師匠と呼ばれるようになる剣とともに成長していく。
フランは天然のバトルジャンキーで、あまり物事を深く考えない子。
師匠の作るカレーが大好きで、黒猫族を侮辱されると怒りが爆発する負けず嫌い。
絵柄だけでなく、無邪気ですべてがものすごくかわいい。
このあたりは、声優の加隈亜衣さんの演技がかなり貢献しているように感じた。
逆に、剣である師匠は無機物なのに、ものすごく人間っぽい。表情豊に、とにかく悩む悩む。
このふたり?の関係性が物語・アニメのキモと言える。
最初フランは師匠に依存している。
奴隷から助け出してくれて戦い等を教えてもらったんだから当然なんだけど、師匠がいないと不安でしょうがないフランが成長していく姿は感動的だった。
アニメのもう一つのキモが「進化できない黒猫族」の謎。
進化できないので他種族からバカにされ虐げられているわけだが、この謎をフランが追い続ける。
見る方もこの謎に引っ張られる。
強くなったフランが宿敵・青猫族に復讐したり、バカにしてきた冒険者をぶちのめしたり、侮辱してきたバカ貴族をやり込めたり、お約束のスカッとポイントもしっかり用意されている。
作画もキレイでフランもかわいらしく描かれている。
バトルシーンも迫力たっぷりで手に汗握る。
原作は2015年から「なろう」で連載が始まった「無機物転生物」のパイオニア。
2024年2月末の更新で一旦完結したんだけど、5月から閑話の連載が始まって「完結済」マークが外れている。
「自販機」が2016年からなので、知る限りこの作品が一番古いと思う。
フランと師匠を取り巻く世界はかなり詳しく設定されていて、このままバトルゲームとして成立してしまうんじゃないかというレベル。
強さのレベルが数値化されているので、強くなっていく姿を数値でも確認できる。
バトルゲームっぽいファンタジーとか設定は、巷に溢れかえっている異世界転生物と大きな違いはないんだけど、細かさは知る限り同じ「なろう」の「ヘルモード」に次ぐくらいのレベルにあると思う。
戦闘能力とか魔術とかを一括りに「スキル」とカテゴライズしているのがわかりやすい。「魔術スキル」「技能スキル」「肉体操作スキル」といった具合。
物語はまだまだこれから。
2027年に放送が決まったらしい2期が楽しみで仕方ない。