先に黒い兄弟(原作)を読んでからアニメ見た。
煙突掃除夫なんて存在をこの作品で知った。
びっくりするほどアニメが美化されている。笑ってしまうほど。よくもまぁこんなに原作から広げたものだなと思った。
アニメ版アルフレドがめちゃくちゃイケイケになってる。かっこよ死する。
ロミオも勇敢になってる。
そもそもロミオの名前は原作だとジョルジェだし。ロミオの方が呼びやすいからいいけど。
でもリアリティのある原作の方が好き。
報われないまま死んでしまうのも、誰かのために動きたくても物怖じして動けないことも、理不尽にボコボコにされることも、あるよ。
生半可なヒューマニズムなど通用しない勢いのある形で書かれている。
原作は、絶望の最中もがいているのがよく表現されてるとおもう。