浅野公喜

地獄先生ぬ~べ~の浅野公喜のレビュー・感想・評価

地獄先生ぬ~べ~(1996年製作のアニメ)
4.0
霊能力教師、ぬーべーが活躍するホラーアニメ。子供の頃はこれを観た後少し間を置いてSMAP香取君の「透明人間」を観るのがちょっとした日課になってた記憶が有ります。

小学校が舞台なだけにほぼ同時期の「花子さんがきた!」や「学校の怪談」にも雰囲気は若干似てますが、コミカル要素もホラー要素も両方強く内容は濃いめで、漫画版の方がより描写が過激と言われるみたいですが、こちらも今となってはゴールデンタイムで放送が難しい気がしますし、第5話の化け物になった不良達が誘う13階段、13話の首を切ろうとするはたもんば、41話のクラスメイトになる人体模型は今観てもなかなかスリリング。ハートフルなエピソードでは楳図かずおリスペクトなキャラ、まことがメインの走る二宮金次郎、呪いの忘れ物ノートが登場するそれぞれ30話と37話、銭湯が舞台の46話辺りが出色の出来か。

普段ドジでも決める時は決める熱血キャラ、ぬーべーは理想的な主人公の一人と言えるかも。また、玉藻の愛車がジャガーXJ220だったのが新しい発見。魅力的な女性キャラも沢山登場しますが、個人的には律子先生、もしくは12話のバスガイドのお姉さんがタイプです(笑)。

今作を観ながら改めて実感したのが、自分が子供だった頃の90年代におけるホラー・オカルト系コンテンツが充実ぶり。「ぬーべー」含め、当時の事やホラー映画に嵌るきっかけ等を振り返った記事を書いたので興味を持った方は是非。

平成初期生まれがハマったオカルト&ホラーや子供時代を振り返る
https://note.com/kouki319/n/ne90724db7d27?magazine_key=m20d64a88efce
浅野公喜

浅野公喜