【1話を見終わって】
監督が「ウマ娘」「ひなまつり」の及川啓ということで、もう何パターンでたかわからない学園アイドルものだが、ダークホース枠として視聴。
アニメーション的な動きの気持ち良さはあるが、1話の時点では他の学園アイドルものとの大差ない。
劇中何度も主人公が所属するアイドルユニットの面々が「えーっ！」と驚くが、普通の顔だった。
及川啓なら舌で何かしてくれると期待したのに。
もしかしたら製作委員会、もしくはKONAMIから圧力がかかってて自由にやれていないのかも。
ウマ娘の成功で「ヒット請負人」みたいになっちゃったのかな。
凡百のアイドルアニメになってしまっている。
このままだと3話くらいで切っちゃうかも……。
と思ったが3話から完全に及川啓の色になった。
相変わらずモブの使い方が上手い。
もう少し顔芸やリアルなへたり姿等のギャグがあれば尚良いが……。
各話冒頭でストレッチしてたり筋トレしてたりする2人の印象付けが上手いなあと思った。
【全話見終わって】
見終わった。
絵や演出、キャラの細かい動きや主要人物の印象づけの仕方、そして何よりモブの使い方のうまさが流石及川啓だった。
ただ全体的に見ると突き抜けた魅力は感じなかった。
特に一番立ち回りのうまさが要求されるマネージャーがイマイチだった。
人が嘘をついているときに光って見える能力。
あれは一体何だったのか。
個人的には必要性を疑うくらい意味のないギミックだった。
人間観察力に長けたって設定じゃダメだったのか。
もしくはわかりやすい演出にしないと今の視聴者は馬鹿だからわからないだろうなと舐められたか。
いずれにせよ最後まで意味不明な能力だった。
あとは及川啓らしいギャグが足りなかったかな。
自分みたいな面倒なアニメ好きではなく、ライトなアニメ好きには気軽におすすめできるアニメだった。
