Yuto

SPY×FAMILY 第1クールのYutoのレビュー・感想・評価

SPY×FAMILY 第1クール(2022年製作のアニメ)
3.8
遠藤達哉の同名コミックスを原作としたTVアニメ


西国《ウェスタリス》と東国《オスタニア》の戦争を水面化で阻止すべく、東国に潜入する西国の凄腕諜報員《黄昏》は重要な任務を受ける。それは、東西戦争を企てる東国の政治家ドノバン・デズモンドとの接触を図るべく「偽装家族」を作り、その養子を東国一の名門校に入学させよというものだった。
養子に選んだ子供の正体は超能力者、母親として選んだ女性の正体は殺し屋。互いに正体を隠し合う一つの家族に、世界の命運は託されたーー


原作は未読ですが、いつものように流行りに便乗するという消極的な形でNetflixにて鑑賞。

ホームコメディとアクションを交えた作品ですが、仮初の家族が徐々に絆を深めていくことが本作のメインテーマですね。擬似家族という出発点から家族の在り方を描き、絆を作っていくというプロットでした。コミカルかつ情緒豊かなキャラクターたちの群像劇が本作の魅力と言えるでしょう。

物語の本筋たる《梟作戦(オペレーション・ストリクス)》を軸にそれらを描きますが、ちょっと脱線が過ぎるようなエピソードもあったかな。もとより結構ヤバめな設定ではあるのですが、4話とかは流石にやり過ぎというかムリがある。

アニメーションはとても良かったです。『進撃の巨人』も手がけたスタジオなだけあって撮影と背景が凝ってましたね。

まだどハマりというほどではありませんが、全体的に完成度の高い作品だったと思います。続きも楽しみです。
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