なんなのこのキャラクター推しまくりなメディア露出度?
親子のSPYだと?私を舐めないでよね。
「エロイカより愛をこめて」にドハマりしてからエスピオナージュにはちょっとうるさい女なのよ。
90年代以降、東西冷戦が終わってしまってSPYの存在意義も消えたと思われ
スパイはアナクロなヒーローになってしまったの
だからこの漫画の時代設定も60〜70年代よね。当然だわ。
携帯電話もEメールもICチップも無いわよ。
情報は伝言だし、写真にマイクロフィルムに暗号なんて、まあ懐かしい。
え?親子じゃない?
スパイは父だけ?
母は殺し屋、娘はエスパーで、お互いに正体を知らないの?
うーん。それは…ズルいぞ。
その設定だけで充分面白いじゃないですか?
全てを知っているのはテレパスの娘アーニャ(と視聴者)だけ。というところがうまい。
こちらとしてはアーニャと共犯関係な上に、父母の真剣なトンチンカンが全て笑いのネタになる。彼らが真面目であればあるほどおかしいという、笑いの原則をよくご存知な漫画家さんですね。
そして、声優さんがキャラクターに吹き込んだ命がまた絶妙。
特にアーニャ役の種﨑さんって何者?
心の裏の声、わざとらしい棒読み、泣き声から笑い声、たどたどしい子供らしさと賢しさと、自由自在じゃないですか?
作画チームのレベルの高さもハンパない。
原画のテイストを完璧に再現しつつ、アニメとして甘さをプラス。つまり可愛い💕
構図や動きの表現に至っては原作漫画を超えている部分あり。
…侮れない。