おが

プラネテスのおがのレビュー・感想・評価

プラネテス(2003年製作のアニメ)
5.0
当時、ハマっていた友人にプラネテスってどんな話と聞いたら、「宇宙のゴミ拾いの話」と言われてみるのをやめた。

確かにゴミ拾いの話。でも、この話は自分に可能性を見出せず妥協していた男が、自分の可能性を信じて歩き出し、夢に向かって走る物語。

その後、数年経って社会人になった頃にたまたまこのアニメを見てボロボロ泣きまくった。ちょうど社会の中で似たような気持ちになっていたからだと思う。

「自分はこれでいい」と思いながらその自分の気持ちに違和感を感じている人がいたら古い作品だけどもしかしたら、自分に勇気が持てるかもしれない。

原作からはかなり改変もされており、作品のテーマとは少し異なる部分も含めて物語が展開する。主人公の周りの掘り下げが面白く、オムニバス形式に前半はなっているのでみやすい。人間ドラマとしても泣ける。
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