夏藤涼太

ドラえもん 2005年の夏藤涼太のレビュー・感想・評価

ドラえもん 2005年(2005年製作のアニメ)
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本当はいわゆる第二作……の中でも芝山努監督時代のドラえもんが好きで、そのレビューを書きたいのだけれど、Filmarksに登録されていなかったので、こちらに。

一番好きなエピソードは「未来を守れ! のび太VSアリ軍団」です。原作とは全然違うけど、ホラー感やサスペンス感がたまらない。

あと、1995年の「2112年 ドラえもん誕生」は死ぬほど見た。耳が垂れてる無能な黄ドラえもんが死ぬほどかわいい。


ところで、よく言われるドラえもんの声論争だけど、「大山のぶ代版が一番しっくりくる」みたいな意見は、やはり大山のぶ代時代が長かったからなのだろうか。

全4人のドラえもんを聴き比べてみると、ぶっちゃけ、原作のキャラ設定にふさわしいのは野沢雅子か水田わさびなんじゃないかと(日テレ版は論外として…)。
冷静に考えると、(特に後期の)大山のぶ代版はおばあちゃんすぎると思う。アニメを知らずに原作を読んだら、この声を想像する人はいないんじゃないか。
(実際に、原作のドラえもんは「こんにちは、ぼくドラえもんです」なんて丁重な言葉遣いはしないし…)

だが、おばあちゃんだからこそ、そこにしかない母性があるのは事実で……
実際ドラえもんには、泣いているのび太をなぐさめる"母"としての役割もあるので、そこに上手くフィットし、視聴者もその母性に格別の安心感を覚え、のぶ代ドラが特別な存在になったのだろう。

個人的には、(後期)のぶ代ドラは声だけじゃなく、顔がかわいいというのが大きい。
でも「ふーふーふーふー」の発明は凄いので、やはり大山のぶ代は凄い。元気で幸せに過ごしてほしい……
夏藤涼太

夏藤涼太