6月23日から公開されている『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』を見に行ったので、TVアニメシリーズももう一度見たいと思い久しぶりに見直しました。
見直して思ったのが、青ブタはやっぱり文句なしにおもしろい作品です!
SFやラブコメが好きな人にはおすすめしたい作品です。
この作品を見たことない人にどんな作品かと端的に説明するなら物語シリーズみたいな作品といえばわかりやすいと思います。
物語シリーズでは怪異にまつわる話でしたが、この作品では思春期症候群といった思春期の不安定な精神や、強烈な思い込みが見せるまやかしに主人公が巻き込まれていくといった話です。
思春期症候群が発症する理由となるような思春期特有の悩みは誰もが持っていたことだと思いますが、それらの悩みは共感できるものが多く、「自分も昔こんなことで、悩んでいたなあ」と感じられ、擬似的ですがあの時代に戻った気持ちにさせられます。
青春を感じられたなとまさに思ったところはアニメでは1〜3話(原作では第1巻のタイトルと内容かつアニメシリーズのタイトルにもなっている『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』)のところです。ここが個人的には一番好きな話にもなります。
少しネタバレをするなら3話のクライマックスの校庭でのシーンですが、TV番組の「学校へいこう」を思い出すようなシーンになっていてなかなか感動的でした。咲太の思いが思春期症候群に打ち勝ったシーンにもなりますから、かなり象徴的なところでもあると思います。
このアニメを通して何度も見ることになる咲太と麻衣さんの掛け合いもとてもリズム感がよく癖になります。少しエッチな冗談を咲太がいって赤面する麻衣さんの姿にドキッとした視聴者も多いことでしょう。
もし青春を少し思い出したいとか、ちょっと気持ちが熱くなるようなラブコメをみたいとか思ったらこの作品はガチッとハマると思います。