『地球なんて人間の住むところじゃねぇ‼』
鑑賞期間:2022/2/15~2022/2/25
2022年4本目
Alが普及した近未来を舞台に月で生まれた少年が、Alセブンが設計開発したインプラントの謎に迫っていく様を描いたアニメ作品
【総評】
素晴らしき近未来SFアニメーション。起こり得る未来の話を、ハードSF要素を散りばめつつ、ポップなタッチで描いた秀作。
【良】
Al=技術的特異点の問題と言ってもいいくらい、この2つの要素は切っても切れない関係性にある。Alを扱った作品の多くは、技術的特異点の問題を引き合いに出して科学技術の発展に警鐘を鳴らす。Alが人類の存在を脅かすのではないか?といった平穏ではない仮定の話だ。今作はというと、Alが普及した近未来ではあるが、技術的特異点の問題を解決した後の世界を描いている。これがまず新鮮ではないだろうか。終盤にかけて、荒唐無稽具合が限界突破する(劇中の言葉を拝借するならルナティックする)内容で、ある問題に対して答えを見つける過程は全く理解が及ばないが、たどり着く結論には大いに納得がいく。
【悪】
特になし
【まとめ】
近未来SFアニメーションの中でも、ひいてはSF作品の中でもかなり好みの作品だった。人類がゆりかごから解き放たれる未来がやってくる…これほどSFロマンあふれるアニメーションは久方ぶりだ。
以上