語り始めたらキリがないから簡潔に、と思ったんだがすんごい長い文章になってしまった。許してください。
声優がまず凄い。現実にこんな奴いねーよ感が一切ないのにアニメ的表現に落とし込んでて絶妙なバランスが取れてる。
音響めちゃめちゃ良い。
細やかな演出がめちゃめちゃ良い。
キャラの行動一つ一つの裏付けが丁寧で最高。
それら全てが結集されてて特に印象に残ってるシーンが、第2話のウォールナット戦で、千束が弾丸を避けるシーン。敵の正確無比な射撃。しかしそれが返って仇となってあっさりと躱していく千束。この時ちさとの力は抜き気味。しかし、敵が『当たらねえ』と気付き銃撃をオートに切り替えてからは千束も目をガン開きで応戦。緊張感高まる音楽。つかの間の静寂。からのダダダダダダダダダダダダダダダ!!!ここ、本当にリコリコの全てが凝縮されてた。あまりにもかっこよすぎる。こういうかっこよさをちょいちょい挟んでくるから、普段の日常パートの尊さが際立って無限にコーヒー飲んでられる。
エンディングの満足度ヤバすぎる。仮面ライダービルド然りオーズしかり感電然り呪術廻戦然り、主題歌のイントロが印象的な作品はハズレがないって法則が完璧に立証されたのでは?明るいんだけど切ない、この作品の世界観とマッチした、というかこの作品そのものを投影したかのような曲。本当に最高。最終回にこの曲のイントロが流れた時、あー終わっちゃうんだなって虚無感がブワって流れて涙ボロボロ。絶妙な匙加減にただただ敬服。
キャラがマジで最高。敵含め全員1ミリも嫌いにならないし全員それぞれの魅力が詰まってる。ホント皆最高。無限に語れるから省略。
作画すんげぇ。超一流。戦闘シーンも迫力満点で見応えがある。特に最終決戦は映画級。
ストーリーがもうとにかくマジでいいんよ。謎とか伏線とかそういうのが見たい人には微妙だったかもだけど、この作品は完全にキャラの投影からストーリーを展開してる感じだから芯の無さは一切無く、中途半端な感じもまるで無い。キャラそれぞれが画面上で生きていて、自分たちがその世界に入り込んでいる、というか、一般人Bの目線でその世界を覗き見ているような感じ。キャラへの感情移入が止まらんし、感情が振り回される感じ。ホント良い。これも語りだしたらキリないからこの辺で。
日常シーンが最高だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!なんかね、もう俺らも喫茶リコリコでお茶してんのかなってぐらい『その場の空気』感があるし、いくらでも観てられる。
銃もめっちゃ良い。ガンアクションがすごく丁寧。リロードさせるときの動きがとにかくめっちゃ好き。
最後は綺麗に纏まっていたけど、リリベルとか千丁の銃の行方とか謎はまだ山ほどあるし、2期はそのへんで発展していくのかな?まだ先になるみたいだけど、この作品はゆっくりで良いから丁寧に作って欲しい。比較的自由度が高いのはオリジナルアニメの強みだし。
ショートムービーも楽しみです!!待ってます!!!
追伸 本作のエンディングを担当されたさユりさんが2024年9月20日に28歳でお亡くなりになったそうです。あまりに突然の訃報に動揺しています。早すぎる、流石に早すぎるよ……。素晴らしい音楽をありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。