Netflixのカテゴライズによれば「現実の枠を超えた」「知性に訴える」「大人向けアニメ」とのことだがこの三項目全てに関してこれまで観た全作品中でダントツだったし「知性に訴える」に関して言えば映像作品における限界値に近いと思う。こんな難しいもん観るくらいなら本読むわという感想にもなりかねないが、むしろこういう作品が生まれてきているお陰で本という媒体を絶対的に崇める時代に終止符が打たれつつあるのかもしれない。そんな気すらしてくる。とりあえず俺は宗教書哲学書全般に関して「俺より早く生まれただけで何を偉そうに…」とか思ってしまうような傲慢な人間なのでこういう本質だけを抽出してお届けしてくれる作品は非常に有難い。あと10回は見返すと思う。