“この世界で、君と生きていく―”
蘇我捨恥さん原作の同名オンライン小説（もといラノベシリーズ）を、「六花の勇者」のパッショーネさん制作でアニメ化。異世界に転生した高校生の加賀道夫が迷宮探索とハーレムにのめり込んでくことになる。監督は『巨蟲列島』の龍輪直征さん。
自殺を考える厭世的な高校生・加賀道夫。彼は怪しいネットゲームの初期設定を終えた瞬間、異世界に転生をしていることに気が付いた。色々あって街に来て、そこで彼が出会ったのは―――。
まあ、こんなあらすじです。
平たく言うなら「ハーレム系」。
結論から言っちゃうと、
マジで時間の無駄ですね。
地球で彼にどんな過去があったか全く知らないけれど、ここまで嫌悪を感じさせる主人公は珍しい。特に彼がヒロインたるロクサーヌを買うために、寝こみの盗賊を殺害するシークエンスは気持ち悪い（そもそも奴隷を買うって時点でかなり嫌悪はしてたけど）。そのヒロイン・ロクサーヌも気持ち悪さが勝るというか、男にとって都合のいいヒロイン過ぎて、ゲンナリです。
寝こみの殺害シークエンスは、規制一部解除版とオンエア版の両方とも、込み上がるのは不快感……ホントに不快感ですね。昔見た「金田一少年の事件簿（堂本剛版）」で何度も寝ている相手に対してメッタ刺しにするパート……アレを思い出しちゃうぐらいにマジで最悪でしたね（もっとも「金田一少年～」は必要な最悪だけど）。
しかも他のハーレム要員、最終話で一斉解禁（セリーってドワーフの少女はその前から出てたけど）。あまりというか、手抜きに見えて、尚更後悔しましたね。
原作は未読だけど、真面目にアニメ化する気ある？
個人的には4月クールの「RPG不動産」と「であいもん」に引き続きのワーストアニメーションでした。途中から倍速視聴に変えたぐらいに慚無いです。
