このレビューはネタバレを含みます
ユーモアやオタク知識でふざけながら人生の生きにくさをこのトーンで続けていくのかなと思ったら、最後のエピソードでズボッと話が深くなり、号泣させられました。
自分の無神経さで長年人を傷つけて来たことに突然気づく経験。身近な人が亡くなってときの罪悪感。またその罪悪感が持つ傲慢さ。いろんな人生の真実を教えてくれる。
日本のこういう生きづらさを描くアニメは友人関係が崩壊しているケースが多いが
、このイタリアの物語はこどものころからの友達が大人になっても支えあっている。逆に言うとそれだけ日本の人間関係の崩壊は深刻だと思う。