Train

RWBY 氷雪帝国のTrainのレビュー・感想・評価

RWBY 氷雪帝国(2022年製作のアニメ)
3.5
※再投稿。以前の感想は下に。

Volume9以降の日本でのリリースは今後4年はないことを思うと多少出来が悪くてもこの日本版もちゃんと見とかなくちゃいけないと思うんすよ。せっかく声優陣も続投してるわけだし。

不満点は以前の感想とほぼ変わらんのであまり述べない。

良かった点

・第一話でワイス、ブレイクの背景を描いてたこと。実は本家にはVolume 1以前に前日譚なる「予告編」が複数存在する。(こんなんアメリカの人間以外ほぼ知らんやろ!)それ故にVolume 1では彼女らの背景は語られるだけではあるが、この日本版ではきちんと予告編の流れを汲んだものとなっていて、RWBYを全く知らない人からすれば大変丁寧な導入となっている。まあ3話目で話を端折り始めるので結局無意味になるんですが。

・本家以上のWhiterose 濃度の高さ。これは私しか喜ばない要素。ルビーとワイスの絡みが本家以上に多い。良き。非常に良き。絵のお陰かベッドでのやり取りが本家より微笑ましく見える。

・ナレーションが井上喜久子、チラ見せシンダー、アダム・トーラスの格好をしたブレイク等そういう小ネタの部分。

・ルビーとワイス、ワイスとブレイクの不仲解消のくだりの肉付け。本家では割とあっさりに思えたのでそこは良かったのでは?

皆口を揃えて言う「話の進まなさ」は概ね同意。実際本家は話はスルスル進むし、他の話も同時並行でやってくれるので飽きないのだけど、この日本版の夢の話一本だとどうも単調でエンジンがかかるまでかなりの時間を要する。

微妙な部分が目立つが思ったよりは悪くなかった。全力でやったとは思いますよ。

※以下、以前の感想

オリジナルの呪縛からはどの作品も逃れられないのは事実ではあるが、実際見てみるとそこまで目くじらを立てるレベルか?...なんて最初は思ってたけど、3話目でなんだかあれれ?となって結局5話で離脱してしまった。オリジナルはVol.3の途中で止まってるのでそっちを見よう。いつの間にかアマプラで見れるようになってるし。

ジャパニメーション賛辞のオリジナルと違って、造りはモノホンの日本アニメーションなんで、わりと話のムードとか色々真剣なんだなーと思った。

オリジナルのキャラデザは可愛いを前面に出してたが、この日本版は口元とか目とかエr...艶っぽい。特にブレイクなんか全然印象が違ってて惚れちゃった。けど、それが裏目に出たのかどのキャラも表情の動きが乏しい。オリジナルでは顕著に出てたルビーの"いかにもアニメの顔"はほぼ見られず。美しさを保つ為に表情を崩せないとみた。

アクションが、ペースが、設定がどうだのこうだのという話もあるが、そんなことよりアニオリストーリーの導入のタイミングが不味かったと思うな。自身の闇に囚われているワイスを解き放つというのがやりたいことなんだろうと思うけど、多分それってチームがもっと纏まってきてからやるべき話じゃないかな。キャラクターの理解があまり進まないままやってもぽか~んというか。感情が追いつかない。オリジナルで一番人気のはずのワイスにイマイチ良い声が集まらないのはそういうことなんだろう。

他にも色々あるんだろうけどどうでもいいっす。そんなことよりオリジナルの方が気になるっす。
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