エンターテイメントらしい枠に嵌った物語の起承転結とは違う流れが魔法科高校を観ていると実感できて楽しかった。
最終話冒頭で取り上げられた問題は魔法科の世界観ならではの現実的な社会問題でもあり、この問題に興味関心意見を持ちたいと考えるきっかけとなりそう。
光宣の最終話でのギャップと才溢れる活躍に昂まったし、真っ直ぐな一条の確かな強さや、達也の人としての在り方が上司としての理想に感じられたり、四葉の集会の部屋の和洋折衷の美しさや、深雪のワンピースの美しいシルエットや周公瑾の不穏な幕引き、真由美の十師族としての人死のある敵討ちへの真っ直ぐな感謝、綾子のプリーツの美しい作画など見どころに満ちていた。
全体を通してもアニメとして独立した魅力を放っている、代替し難い好きな作品だった。
主題歌良い。