『時空や次元を超えた文豪による異能バトルロワイヤル』
中島敦（cv上村祐翔）は、劣悪な環境だった孤児院を抜け出しさまよう中、入水自殺を図ろうとしていた太宰治（cv宮野真守）を救い出す。太宰が所属している「武装探偵社」に敦も入団することになるが、次第に自分自身の「異能」についての謎が明らかになる。
著名な文豪たちが能力者だったらーそんなifを表現したバトルアクション作品。
様々なメディアミクス化もされ、今尚根強い人気を誇る本作。作画を担当するのは「僕のヒーローアカデミア」など、クオリティの高いアクション作品に定評のあるボンズ。本作も例外なくキャラクターデザイン（新井伸浩）も異能（能力）の表現も美しく違和感のない動きで魅了される。
一期では武装探偵社と同じく横浜を拠点とするポートマフィアとの抗争が中心となる。芥川龍之介（cv小野賢章）と敦とのライバル関係、太宰との師弟関係など、今後にとっても重要な物語の軸を描いているため、いきなり２期や３期を見るよりは先に本シリーズを見ておくことを勧める。
他作品で言う必殺技がそれぞれの代表作の名前なのも非常に個性的である。私は太宰の自殺癖くらいしか把握していないが、おそらく文豪好きの人が見たら細かい設定等にも気を配られておりより魅力に感じられるかもしれない。
