孤児院を追い出され、餓死寸前の中島敦が出会った風変わりな男たち。白昼堂々、入水自殺にいそしむ自殺嗜好の男・太宰治。神経質そうに手帳を操する国木田独歩。彼らは軍や警察も踏み込めない荒事を解決すると噂される武装探偵社の社員であった。
なんの因果か、巷を騒がせる人喰い虎退治への同行を求められる。
架空の都市・ヨコハマ、登場するはの文豪の名を懐く者たち。その名になぞらえた異形の力が火花をちらす、奇怪千万の文豪異能力の戦い。
文豪が異能力で戦う、面白い発想なのと、個性的なキャラがたっているのと、ストーリー展開がよいのと、興味引かれます。娘にシリーズ漫画全巻購入してあげているのにまだ未読。読んでみたいと思います。
2016年4月6日(水)~2016年6月22日(水)TOKYO MXほか
再放送2024年4月~23時30分
BS松竹東急
原作 朝霧カフカ
漫画 春河35
レーベル 角川コミックス
・エース 25巻まで刊行。
http://bungo-stray-dogs.jp/tv/story/?season=1st
第1話「人生万事塞翁が虎」
孤児院を追い出されヨコハマの街を彷徨っていた中島敦は、奇妙な自殺マニアの男・太宰治に遭遇する。彼は、異能力集団武装探偵社の社員だった。
第2話「或る爆弾」
武装探偵社に爆弾魔が押し入って事務員を人質にとり、社長を出せと要求。犯人に顔が割れていない敦は、新聞配達員を装って犯人への説得を試みる。
第3話「ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス」
新たな依頼が舞い込む。スーツ姿の若い女は、会社の裏手にたむろする輩たちを追い払うため、彼らが密輸業者であるという証拠を掴んで欲しいと話す。
第4話「運命論者の悲み」
太宰に助けられ、辛くも危機を脱した敦。しかし、己のせいで仲間が巻き添えになったと知り、自責の念にかられて探偵社から出て行くことを決意する。
第5話「Murder on D Street」
黒蜥蜴との戦いで散らかった事務所を片付ける社員たち。そんな中、敦は乱歩の仕事現場に同行するが、世間知らずの名探偵に当惑する。
第6話「蒼の使徒」
ヨコハマを訪れた旅行客の連続失踪事件が発生する。そんな中、武装探偵社に被害者の居所を知らせるタレコミが入り、一行はハッカーの田口に情報源を探らせる。
第7話「理想という病を愛す」
蒼の使徒が大規模な爆破予告を出す。太宰は廃病院から救出された信子に会いに行く。彼女は、今回の事件が蒼き王に関連しているのではないかと言う。
第8話「人を殺して死ねよとて」
敦は与謝野晶子の買い物に同行する。そんな中、2人の乗った列車に爆弾魔・梶井のアナウンスが鳴り響き、敦は車内に仕掛けられた爆弾を探して走りだす。
第9話「うつくしき人は寂として石像の如く」
異能力を利用され、暗殺者に仕立てられた少女・泉鏡花。その生い立ちを聞いた敦は、同情を寄せる。その頃、行方不明の太宰は監獄にいた。
第10話「羅生門と虎」
監獄に現れた中原中也と一戦を交える太宰。敦に懸賞金を掛けた依頼主を探るため、わざと捕まった太宰だったが、敦はすでに敵の手中にあった。
第11話「其の一『彼女には向かない職業』/ 其の二『有頂天探偵社』」
重傷を負い意識不明の芥川。一方、敦は宮沢賢治の担当する事件現場へ同行する。そして敦は、聞き込み調査で、朗らかに街の人たちと接する賢治に感心する。
第12話「たえまなく過去へ押し戻されながら」
敦に懸賞金を掛けた黒幕は、北米異能力者集団のギルドのリーダーだった。彼は、お詫びと称して異能開業許可証の買収を探偵社に持ち掛ける。