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STEINS;GATEの夜のレビュー・感想・評価

STEINS;GATE(2011年製作のアニメ)
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起こっている事象の深刻さに対して登場人物のノリと判断があまりにも釣りあっていないせいで苛々させられた。特に13話。なぜ周りの協力を仰がずに一人で無駄に時間を浪費し続けるのか。尾行をまきたいならまずその目立つ白衣脱げよ、と思う。どうしてそこで突然、知能が著しく下がるのか。そもそもタイムリープした時点ですぐその場でさらにもう一度タイムリープすれば良くないか。また、まゆりの排除よりも岡部の確保のほうが優先度が高いはずなのに、なぜ毎回まゆりの排除にばかり気を取られて岡部に逃走を許すのかも謎だ。話の展開のために、都合よく登場人物がアホにさせられるので、見ていて疲れた。これは厨二病のノリが辛いとか以上に致命的な欠陥だ。「ヒロインを救えないおれ」「全ての事情を知っているが話せないおれ」に陶酔したいだけの人にはいいかもしれないが、ここ数年観てきた中で一番ひどい脚本だった。ここまで過大評価されているアニメもめずらしい。
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