私はアニメ作品から多くのことを学ぶ。
この作品では世界線という捉え方や、タイムリープ系の作品の基礎的な概念を学んだ。
高校時代に友人に勧められ面白いから観てみろと言われ、1度目の視聴。
この時は面白さに気がつけず、2話程で視聴を諦めてしまった。
2度目は大学の頃、別の友人からこの作品を勧められた。
その友人宅でDVDを一気見する形で半ば強制的に視聴させられた。
だが、私はそこで衝撃を受ける事になる。
この作品は序盤の下らないやり取りの中に多くの伏線を散りばめ、(私は1度目の視聴でここを退屈に感じてしまった)中盤から終盤にかけて加速度的に面白くなって行く作品である。
序盤の伏線を徐々に徐々に回収していき、最終話で綺麗にまとめる。
物語の起承転結が非常に素晴らしいものになっている。
この作品を観たおかげで、後に視聴した他作品の理解を深める事ができた。
世界線という考え方は、あのMCUのマルチバースのような考え方とも捉えることができる。
バックトゥーザ・フューチャーなんかも世界線の話が絡んできていた。
他にもジョジョの奇妙な冒険にもd4cという並行世界を用いた能力者が出てくる。
また、ひぐらしの鳴く頃になんかも、この世界線という考え方が登場していた。
タイムリープに関しては、ループものというジャンルが産まれる程に人気を確立して行っている。
近年では東京リベンジャーズなんかが大流行したことが記憶に新しい。
ひとつ注意しておかなければいけない事があり、2009年のに発売されたサブカルチャー系のゲームが原作であること。
当時の人によってはかなり受け付け難いオタク文化がかなり臭う作品であること。
ステレオタイプな理系オタクや、猫撫で声で喋るメイド、2ちゃんねる用語など、近年の作品ではあまり見られない表現や描写があることだ。
このノリに嫌悪感を抱く方も少なくはないと想像できる。
だが、一つ言いたい。
この作品にはそれを乗り越えた先に素晴らしいストーリーがあるということ。
これも近年のアニメ作品ではあまり見られないものなので、是非諦めずに視聴してみてほしい。