ぴっつぁ

【推しの子】のぴっつぁのネタバレレビュー・内容・結末

【推しの子】(2023年製作のアニメ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

売れるべくして売れた、最高のアニメ化作品。

そもそも本作は転生、ミステリー、アイドル、役者などなどエンタメをこれでもかと詰め込んだ特盛セットで、つまらないわけがない。
ただ本作にハマれるかはアイの顛末の魅せ方が何よりも大事。
それを放送時間を拡大して一話に収めたのは英断すぎる。
原作を読んでいても泣いてしまう、あの衝撃的な一話は本当に素晴らしかった。。

また、芸能界の裏側に切り込むのも本作の魅力。
番組の仕組みやキャスティングの事情など、単純に小ネタを知れるのも面白いが、一番胸に刺さったのは、ネットの炎上などリアルでも良くある身近な闇。
特にあかねの自殺未遂のシーンは鳥肌が立つほど恐ろしかった。

ただそんな闇があるからこそ、光がより輝いて見えるというもの。
原作でも一、二を争うほど好きなあかねのアイを演じるシーンは、期待の遙か上を超えていった。
声優の演技、カット割り、作画、EDへの入り方。あの至高の30秒を何度観たことか。。

そして本作を語る上では外せないのがYOASOBIの「アイドル」。
初めて聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。
これほど完璧に推しの子、アイという一人のキャラクターを一曲で表現することができるなんて。。

アニメPVなど、制作サイドの盛り上げ方も上手く、マーケティングのセンスも光っていた。
正に各々が最高の仕事をした結果がこの爆発的人気に繋がったのだろう。



あと最後に、カプ厨としてこれだけは言いたい。

あかね可愛すぎて無理しんどい尊いアクア絶対幸せにしてアクアにはあかねが必要だから二人で幸せになって.....!
ぴっつぁ

ぴっつぁ