ななみ

【推しの子】第2期のななみのレビュー・感想・評価

【推しの子】第2期(2024年製作のアニメ)
3.6
2.5次元舞台編は映像ゆえに発揮される魅力が色濃い。心身が躍動する場面が多く舞台を通して個人が成長する場面が見られるため作品序盤の集大成のよう。中学入学速攻で童貞食われたメルトが味のある立ち位置のキャラでコイツ好き。ただ演出の引き出しがもう少し欲しくはある。

1期の破竹の勢いのヒットと比較すると失速は否めない2期だが、盤面のキャラクタを掘り下げる為に”演技”の話に移行するのは話運びとしては自然で、本来の自分ではない偽りの姿形(レッテル)を演じる主要人物達の一つの区切りとしてそれが作用している。

どんな自分が理想的なのか?
演じ続ける人生の中 忘れた本来の自分とは?

というテーマに大胆に触れながらも、ルビー側のドラマにはこの提起が上手く絡まないのはモヤモヤするが。どちらかと言えばそれはアイドルという名の偶像を志す彼女にこそ卑近する問題なので。

最新の舞台演出を映像に上手く組み込み再現や表現している場面は素晴らしく、アニメだからこそ映えている部分だと思う。
感情の湧き上がりにおける抽象的な演出はそれらしさに留まっているが、舞台上での人物と人物の対立がそのまま総決算のような感情の交差となっており そこは良い。
ななみ

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