このレビューはネタバレを含みます
全13話。
2.5次元舞台に出たら(文字通り)憑き物が落ちてしまったアクアと、落ちた憑き物を律儀に回収してしまう(回収すな)ルビーの話。
俄然面白くなってきましたねーーーー!!前作で「『推しの子』はアイの呪いの物語だ」って言ったけど、先に潰れるのが聡明なアクアなのマジのマジで""良い""……………となる。
EDでも示唆されているけど、ルビーって純粋なぶん簡単に染まりやすいんですよね。
アクアが良かれと思って肩代わり(できているように見えていただけ)していたアイへの執着が、最終的に2倍となってルビーへ降り注ぐのさぁ……無常と言うほかない。
そんでPOP IN 2な〜〜〜〜〜〜〜〜‼️
全体的にルビーが闇堕ちしており、そのインパクトは計り知れないわけですが……個人的に特に恐ろしいなと思ったのは「手っ取り早く虜になれ」のルビーの尋常ではない泣き顔が"アイドルMV"の中に採用されているという事実なんですよね。
瞳の✶はまぁアニメ的な誇張演出なので置いておいたとしても、それでもルビーのあの表情は、本来であれば真っ先にリテイクをかけるべきカットなんですよ。
これは新生B小町のMVですよ!グループのカラーと、曲調と、衣装と、もちろん出役の表情ひとつ取っても、向かうべき方向性は同じでなければならないはず。同じであるように持っていくのがクリエイターの矜恃なんです。
だのに、MVがあの形で世に出てしまっており、我々の世界で『闇堕ちルビー』としてバズっているという現実……。
クリエイターの矜恃、はたまた有馬かなの「私を見ろ!」が、すべてルビーに喰われちゃってるということなんですよね。怖ッ…………😰
そんなバケモノの子を意図せず生み出してしまったのがアクアの自己犠牲(不完全)ってのもキチィですよね。自分、そういうの大好き(ニッコリ)
そして、ちょっと話は戻って東京ブレイド!親の顔より見たIHIステージアラウンド東京(※閉業)。
わたしのホームグラウンドである2.5舞台の話なのでめちゃくちゃストーリーに親しみがあり、黒川あかねちゃんと有馬かなのぶつかり合いも見応えバッチリで楽しかった✌️
ただ、いちオタクとしての意見を言わせていただくと、
カップル役にガチカップルを当てる地雷原タップダンスはやめな‼️‼️(大声)
そも、2.5というイケメン跋扈界隈(イケメン跋扈界隈)で女性俳優が共演すること自体よく思われない風潮なのだから、カンパニー内で色恋の匂いを持ち込むのはご法度では?と思いました。
鴨志田くん、Twitterのフォロワー13万人でしたっけ?2017年の荒牧慶彦くらいって言ったら(一部の人には)凄さが伝わるんじゃないでしょうか。下手に行動したら一瞬で燃えるやつぞ!!
なんと冬に東京ブレイドが2.5としてガチ上演するらしく、どこまで原作に忠実になるのか気になります。有馬かなが急に覚醒したらめちゃくちゃアツいですけど……"演技の善し悪し"を演技で表現するのって難しいぞ……。
これを機会にもっと2.5の観劇人口が増えたら嬉しいな。みんなも劇場で僕と握手!(できません)