前回のリアリティショーに続いて今度は2.5次元の舞台と、いろんな創作の裏側を楽しませてくれます。その中でも制作側と原作者の衝突や、ヒロイン2人の演技対決など、ドラマも見応えありです。劇中劇と本筋のストーリーがリンクするような演出も巧みでした。
アニメ演出も、ここぞという時の「すごい演技」を表現するためのアートっぽい作画が上手いです。すごい、と周りが解説するのはしょうがないとしても、絵だけで十分それが伝わってくるのがすごく良いです。
復讐心が大きなテーマで、終盤怒涛の展開でしたが、心に何も引っ掛かりのない状態よりも、それが負の感情であったとしてもそれが創作においてすごいものを生むかもしれない、と思わせるところが面白いです。