前半は舞台編、後半は前世のお話と新たなる復讐の話と構成も完璧で素晴らしかった。
舞台編の映像のクオリティはとんでもないレベルでまるで実際の舞台を見てるんじゃないかってくらいの臨場感だったり、舞台ならではの演出へのこだわりだったり、原作を舞台用にどう改変するのかと現実でも問題になってる事への対処がフィクションのフィルターが入るとはいえ迅速かつ全員が納得いく形で作られていく様子も一つのエンタメを作るぞーという心構えが感じられて感心しっぱなしだった。
役者陣の演技のぶつかり合いが舞台を重ねるごとに進化していくというのも最高で、貪欲に吸収するものもいれば、地道に成長していくものもいて、自分にしか出来ないことをやり切るものもいてと十人十色の変化があって声優陣の魂の削り合いがひしひしと伝わってきてもうファン冥利に尽きる。
後半はアクアが遺伝子を辿って真相に向かっていくミステリーの方向に舵を切っていく中で1期では語られなかった前世の時の記憶との答え合わせをしていきながらどんどんストーリーが進んでいくので1クールで2度おいしい作り、それでいてルビーがギラギラしだしていって3期へのバトンパスが素晴らしくて今からワクワクが止まらない。
OP・EDの盛り上がり方も最高でキレッキレの「ファタール」と深みのある「Burning」とどちらもリピートしまくりの楽曲で良き良きだった。
原作もクライマックス。今年は色んな傑作が終わりに向かっていってるので一つの転換期だなと思ってる。