全体を通して、「多分原作漫画の方が面白いんだろうな」という印象を受けてしまった。
私自身本作の原作は未読で、同じ作者の「恋は世界征服のあとで」が原作漫画・アニメ共にめちゃくちゃ好きという理由で、本アニメを視聴した。
鑑賞動機がコメディー強めの恋せかということもあり、本作もギャグに期待していた。
しかし、その肝心のギャグ要素が「漫画で読んだら、もっと面白いんだろうけど……」と感じる演出ばかりで、正直消化不良だった。
漫画のギャグをベストな間や演出でアニメ化するのはやはり至難の業なのだなと、改めて痛感した。
これに関しては主観的な好みの問題になってしまい恐縮だが、私自身異世界転生ものもバトルものもそもそも興味がないので、ギャグがイマイチとなると、視聴意欲が低下してしまう。
唯一世界樹の精のエピソードは非常に好みだったので、あの手の「何が善で何が悪なのか」と考えさせられるお話がもっと多かったら、楽しく視聴できたのだろうなと思った。