正直ここまで面白くなるとは始まった当初は予想もしてなかった神作。
第一話で主人公の市川が、「俺には殺人衝動がある」とか言いながら、何故か図書室でお菓子を貪り食う変な女、山田杏奈を陰から観察してるのを見た時は痛いアニメが始まったと思っていたが、まさか話が進むにつれて主人公の市川が可愛くもカッコ良くも見えてくるようになるとは……。
とにかく陰キャの煮凝りみたいな不器用で周りから誤解されがちなキャラ造形なんだけど、その実すっごく優しくて、いざという時に周りの目を気にせずに人のために動ける漢気があるのよね、市川。それが分かりやすく描かれているから、ヒロインが惚れるのも納得出来るし、視聴者も市川が必ず好きになる。
そしてヒロインの山田杏奈。この子も序盤は、キャラデザは完璧なんだけど、めっちゃ食い意地の張った変な奴って立ち位置なのに、市川に好意を抱いてからがやばい。
マジでこの作品は山田が市川に惚れてからが本番だと思う。とにかく山田の一挙手一投足が可愛さを限界突破していて破壊力がすごい。後半の神回の連続は大体山田の市川へのアプローチの仕方のせいなの結構すごいことよ。
話が進むごとに主人公もヒロインもめちゃくちゃ好きになれるそんな貴重なラブコメ。
ところで僕の心のヤバイやつってタイトルは結局何を指してたんだろうね。もしかしてあのイマジナリー市川?(笑)