3話目までは市川くんのキャラと、クラスメートの下ネタ、厨二病が炸裂するアニメか…と思い、観続けるの辛いなと思ってたんですが、4話から「おや?」となり、5話目6話目からもーう止められない。
市川が山田のことを好きだと認識した時点からもう続きが気になって仕方なくなり、気づけば次を再生してる。
山田と市川の声優さんがベストマッチしてるんですよ。あの言い方がクセになる。
これは漫画では出せないアニメの素晴らしさ。
山田がとにかく市川を好きで、市川は自分のことを山田が好きなわけはないという思い込みからの返しや態度がむず痒くて…
もうニヤニヤが止まらない!!
冬休みに入る前からの山田の行動が可愛すぎて、もうこういう恋愛を若者はたくさんしてほしいなぁというお父さん目線で見守ってしまい、毎話ほっこりしまくり。
殺伐とした現実を忘れさせてくれる真の癒しだ。
そしてラストエピソードがめちゃくちゃ良かった。
ただのラブコメでは終わらない。
市川がなぜこんな捻くれた性格になってしまったのか。
タイトルの「僕の心のヤバいやつ」の本当の意味がわかる。
ヤバい方向にいきそうだった市川の、一人の人間の氷きった心を、少しずつゆっくりと溶かしてくれる存在。
それが山田なんですね。
人が幸せを、生きていく力生み出すのって「恋」なんだなと思う。
「恋」は日常を彩る。
面白くない、つまらない気持ちを一瞬で塗り替える
何をしたって楽しく思える。
だから市川は吐露する
「好きだ」
ではなく
「ありがとう」
なんかみんな素敵な恋をできたら、世の中めちゃくちゃ良くなるんじゃないかと思う。
そんな気持ちにさせてくれる、ラブコメの真骨頂であり新時代。
多くの方に観てほしい傑作。
本作をアニメ化に携わってくれた全ての皆様にありがとうと伝えたい。
そして早くシーズン2が観たい。
※主題歌の斜陽がめちゃくちゃ良い。ヨルシカ好きだー
※劇伴も素晴らしい!特に最後のタイトルが出るところはグッとくる。あの演出、考えた人は天才。