このレビューはネタバレを含みます
「きっかけはネトフリのレコメンド」
Netflixのレコメンドによく表示されているし、なんか海外で人気があるという噂を目にしてから気になっていたので、試しに一話みてみたところこれが面白かった。24話もあったのに一気見してしまいました(笑)。もちろん漫画版なんか読んだことなかったです。
「魔物を食う発想はなかなか思いつかない」
毎回倒した魔物がうまそうな食べ物に変わっていきましたね。そうではないのもありますが(笑)。センシの調理シーンが本作品の見せ場でもあります。普通はスライム食ったらうまいとか誰も考えないですよね。そのあたりがこの作者の発想の勝利ですね。最初は魔物を食べることに嫌悪感を示していたメンバーも段々慣れていく感じが面白いし、途中で合流した冒険者がライオスたちをみて「おいおい何食ってるんだ』って感じになるのもまた面白い。
「ストーリーも面白い」
食べ物中心で一話完結ものぐらいに考えていたら、ストーリーも割としっかりしていましたね。話が進むごとに明らかになっていくライオスや登場人物の過去そしてこの世界のシステム。
「ファンタジーとリアルのバランスがちょうどいい」
ドラゴンに消化されていて残されていた骨を集めて蘇生するとかみたことない描写。魔物を調理するシーンもそうでしょうし、この作者は視聴者が見飽きているであろうシーンから一歩進んで、ちょっとだけみたことない場面を描くのがうまいですね。昔のRPGゲームだったら呪文一発で蘇生しますが、ドラゴンに負けたら食われるんですよ普通(笑)。
「睡眠や栄養は大事だよね」
センシが栄養面のことで講釈を垂れたり、ライオスがシュローに「ちゃんと飯食って寝ろ」と怒ったりする場面がありますが、このアニメをみるであろう対象視聴者(若者?だけじゃないか笑)に対してのメッセージも込められている素敵な作品ですね。私も身に覚えがありますが、若い時はゲームなんかに夢中になるあまり睡眠や食事をおろそかにしてしまうんですよ(笑)。作者は作品を通してやんわり伝えようとしています。年取ってくると嫌でも分かってくるこの重要性。昔の自分に言ってやりたかった(笑)。
ああーまた一本観なければいけない作品が増えてしまった。続きが気になります。