このレビューはネタバレを含みます
こんなに観れば観るほどキャラクターを好きになれる作品には初めて出会ったかもしれない。
始めは「うるさくてちょっと鬱陶しい子」と思っていたマルシルの事をこんなに好きになるとは。
それぞれのキャラクターが良い意味でギャップがあって、その人間性を深掘りしていくほど人間味や面白さが出てきて、どんどん愛着が湧いて同時に作品自体の深みも出て引き込まれた。とにかくキャラクターの作り込みというか、内面的な造形が深い。
ファンタジーで、かつ魔物食がテーマという共感し難い内容にも関わらず、このキャラクターの作り込みの深さによって親近感が湧いてくるのが見事だなと感じた。
ファリンを救うという目的はあるものの、ライオス達は特別強いわけでは無い。じゃあどうやってファリンを取り返すのか？となった所で、その解決法が今まで散々繰り返されて来たこの作品のテーマである「食べる」という事なのがとても良かった。
2期もめちゃくちゃ楽しみ。
