このレビューはネタバレを含みます
暗くない『メイドインアビス』
王道な中性ファンタジーのRPG的な世界観で、「食」に重きを置いた面白い設定。
異世界の魔物が食材になってはいるが、完成した料理はどれも現実にあるものなので訳わかんないということもなくどれも美味しそうで素敵。
魔物はそこそこグロいしちょくちょく悲しい話もあるが、変に暗くなり過ぎないバランスもいい。
ライオスのキャラが絶妙で主人公なのにイマイチ共感性がないというか、妹を助けるという一番の目的はあるものの興味や関心が脱線しまくるし、空気読めずに変なこと言ったりするしで主人公のキャラ造形としてはかなり特殊だと思う。
そのおかげで上記の様な絶妙なバランスが生まれてる。
メインのパーティーも最初はビジュアル的にもキャラ的にも地味〜と思ったが皆少しずつ魅力的に思えてくる。
バンプは昔から周りで人気があるものの全くハマらず学生時代を終えてしまったので一生聴かずにいくかと思ったけど、オープニングの曲がめちゃくちゃ良くて感動した。