次郎

ダンジョン飯 第1期の次郎のレビュー・感想・評価

ダンジョン飯 第1期(2024年製作のアニメ)
4.4
原作の評判の高さやTRIGGER制作の安心感など気になるポイントは幾つもあったけど、個人的に最大のポイントは劇伴がクロノ・トリガーやゼノギアスを手がけた光田康典だったこと。特にメインテーマ曲のケルト風(本人曰く「中世古楽」らしいが)音楽は、良い意味で和風ファンタジーの本流を感じさせてくれる。

それにしても原作者の溢れるWizardry愛よ。ライオスっていかにもタンク役な装備なのに回復魔法…?と思っていたけど、彼の職業はロードなのだと知って全てが腑に落ちた。コミックにおける印象的な余白は間の使い方を、アニメではアニメとしての埋め方できちんと昇華しているのは流石。特に1クール目の主題歌はOPED共に食べ物繋がりのアーティスト名というだけでなく、世界観をきちんと解釈した歌詞や劇伴との相性含めて文句なしだった。
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