今期イチオシ枠。
少し海外カートゥーン風の絵柄に、バラエティーに富んだアニメーションがひたすら楽しかった。
また芸と作画の細かい調理パートもやはり大きな見どころで、毎度凝った品物の数々は、純粋にダンジョン料理として、なるほどこう来たかと思わせられる示唆に富んだものだった。
そうしたところからも窺うことのできる地下世界の作り込みがなかなかちゃんとしているのも面白かった。種の諍いや食材の裏設定、ダンジョン内の生態系が織りなすシナリオが興味深い。
しっかりダンジョンと仲間の理解を深めながら続く物語は、紛うことなくこれも一つの冒険の光景だと感じられる手触りだった。
また斜め上の変態性な主人公が良い旗振り役で、絶妙に気の利かないすれ違いを引き起こすのが面白かった。
そしてマルシルcv千本木彩花のキャラクター性も絶妙。かかあ的キレのあるツッコミ担当として機能しつつ、ヘアスタイルのバリエーションで可愛らしさと華を添えていた。
そしてあれよあれよという間に、どっこい最終目標が「やっつける」から「平らげる」に取って変わったりしてしまうのも、あぁダンジョン飯。
2期もごっつい楽しみである。