国家権力

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~の国家権力のレビュー・感想・評価

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4話まで視聴。アニメの評価は基本しないけど、なんか溜まったモヤモヤをツイッターでは書ききれないのでここにメモする。

いじめられっ子のデブが、自宅で異世界への扉を見つけて、チート能力を身につけて現実世界でモテまくるようになるというまぁなんというか、中学生が寝る前にする恥ずかしい妄想みたいなお話。

しかし「太っている」というのみの理由であそこまで迫害、いじめを受けるのはリアリティが無い。
体がでかいとそれだけで強そうに見え、体臭が強めな傾向にあるため悪人も積極的に関わろうとはされずいじめられずに孤立します。
それでもいじめられる場合、言動が気持ち悪いということが考えられるが、どうやら中身は真人間なようで「いじめられっ子」の特徴、要素が無いので、なんか不自然。
痩せた途端に掌返し。
「デブというだけで人権はありませんよ?」というたぬなかばりのメッセージですかね。

この手のアニメには珍しいタイプの頭身高めのリアル寄り作画。ペルソナとか桂正和作品とか大暮維人とかそんな雰囲気。
作画崩れも少く、たまに出る3D作画もそこまで違和感は無い。

「現実世界と異世界を自由に行き来できる」という設定も最近増えてきた感がある。
その手の話だと名倉編著『異セカイ系』は良かった。あれは異世界系に対するアンチテーゼ的作品だけども。
あ、『GATE』もなかなかよかったな。

元デブが痩せてモテるといえば古屋兎丸著『π』を思い出す。タイトルの長さがここまで違う事に少しおかしみを感じる。

今のところ特に目的も無く、異世界でレベリングしつつチート能力で振りかぶる災難をちょちょいとひねり、ヒロインを順調に増やしている。
学校と異世界の2軸ですらややこいのに、芸能という新しい軸が出てくる。目的もないのに3軸も作って大丈夫なの? 最終的に100人彼女でも作るの?

ノンチートデブ状態で落ちたヒロインが居るのはまだ少し救いがある。
でも、あの眼の前でボコられたデブが暴走族を軽く捻り潰すさまを見てなんの違和感も覚えないのはなんで?

4話まで来たけど、すごい展開があるわけでもなく、タイトルを見た人が誰しも考える展開が続いている。まどマギならマミさん死んだ、さらに次の話ぞ。本当に大丈夫なの?
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