「ロマンティック・キラー」連載当時、私がジャンプ+で一番好きな漫画が「ロマンティック・キラー」だった。打ち切られた時はジャンプ+編集部の見る目のなさに呆れたし、もう杏子ちゃんに会えないのが寂しいと思っていた。
今秋、「ロマンティック・キラー」がアニメ化されると聞いてめちゃくちゃ嬉しかった。声優陣も高橋李依に小松未可子などなど人気どころが押さえている。楽しみでしかない。
アニメは最終回以外は原作通りに展開。杏子ちゃんの気持ちのいい啖呵がスカッとさせてくれる。言いたいことをいいまくる杏子ちゃんだけど、実際は見た目通りの弱い女子高生。男一人にでも、暴力で迫られたら敵わない。それでも暴力による脅しに屈しない。そんな精神が心地よい。仮に暴行されてもその時はその時、自分のやりたいようにやった結果として受け入れる覚悟ができているのだ。
ただ言いたいことを言うだけの主人公じゃない。弱いけど、運命を受け入れる強さだけ持っている。実はこう言う主人公って他の漫画にはいない。
